もの忘れ外来
同じことを何度も聞いてしまう。お財布の置き場所が分からない。食事したことを覚えていない。などこれらの症状が病気から起こるものか、加齢によるもの忘れなのかを認知症専門医である医師が判断します。
認知症と診断された方は、時に認知症に対する誤解や偏見などにより心の痛みを抱えることがあります。ご自身の医療についての考え方などのお話を伺いながら、心のケアや暮らしにおける提案なども積極的に行います。
認知症は将来に向けた計画も大切です。当院では先を見通しながら生活支援も行い、患者様の意向に寄り添った診療を心がけております。
もの忘れと認知症について
もの忘れには、「老化によるもの忘れ」と「認知症によるもの忘れ」があります。
「老化によるもの忘れ」は出来事のヒントを与えられると思い出すのに対し、「認知症によるもの忘れ」は出来事自体が記憶から抜け落ちてしまうので、ヒントを与えられても思い出すことができません。同じことを何度も言ったり聞いたする、ものの名前が出てこなくなる、置き忘れやしまい忘れが目立つなど、日常生活の異変を早めに察知することが重要です。
老化によるもの忘れ
- 体験の一部分を忘れる
- ヒントを与えられると思い出せる
- 時間や場所など見当がつく
- 日常生活に支障はない
- もの忘れに対して自覚がある
認知症によるもの忘れ
- 体験全体を忘れる
- 新しい出来事を記憶できない
- ヒントを与えられても思い出せない
- 時間や場所などの見当がつかない
- 日常生活に支障がある
- もの忘れに対して自覚がない
もの忘れ外来の病気について
もの忘れ外来初診の流れ
普段の日常生活についてよくご存じのご家族・付き添いの方も一緒に来院されますと、より適切な治療をご提案できます。
- STEP1受付
受付で保険証など「受診時にお持ちいただくもの」をご提出ください。
- STEP2問診票記載
待合室で問診票の記載をお願いします。
(事前にWEBで問診票に記載いただいた方は不要です)
問診票を受付にお戻し後、待合室でお待ちください。 - STEP4診察
順番に診察室にお呼びします。
※原則お名前でお呼びしますが、お名前で呼ばれるのを希望されない方は、問診票に記載もしくは受付で直接おっしゃってください。これまでに診断を受けたことがない方につきまして診察や神経心理検査を行い、必要時には血液検査、頭部MRI、脳血流SPCT検査(脳の各部における血流分布を調べます)などの画像検査を行い確定診断を行います。
- STEP5お会計
診察終了後は待合室でお待ちください。
受付がお名前をお呼びしましたら、お会計をお済ませください。当院は各種クレジットカード(VISA、Mastercard、銀聯、JCB系)でお会計ができます。
血液検査を行った方は、後日結果をお伝えするため、次回のご予約をお取りさせていただきます。
また、画像検査を行う際は近隣の病院をご紹介させていただきます。
検査内容
- 診察
- 神経心理検査
以下は必要であればご案内いたします。
- 血液検査
- 頭部MRI
- 脳血流SPCT検査(脳の各部における血流分布を調べます)
※画像検査は近隣の病院をご紹介させていただきます